
訪問看護というと医療的なケアを提供する仕事という印象を持たれることが多いですが、実際の現場はそれだけでは成り立ちません。
その人の生活があり、その生活を支えているご家族がいます。
ご家族もまた、日々の中で悩みながら関わっています。
ある利用者さんのご家族との関わりで印象に残っている出来事があります。
その方は、いつも落ち着いていて受け答えも丁寧で周囲への気配りもできる方でした。
訪問のたびに、
「大丈夫です」
「問題ないです」
そう言われることが多く、一見すると不安は少ないように見えていました。
ただ、何度か訪問を重ねる中で、ほんの少しの間や表情に言葉にはならない張りつめた感じを受けることがありました。
ある日、少し時間に余裕があり、いつもよりゆっくりお話をすることができました。
そのときに出てきた言葉が、とても印象に残っています。
「本当は、これでいいのか分からないんです…」
それまで何度も聞いていた「大丈夫です」という言葉の奥に迷いや不安が重なっていたことに気づかされました。
ご家族は、日々の生活の中で誰にも頼らず判断を重ねていることも少なくありません。
ご家族にとっては今起きていることの多くが初めての経験です。
医療のこと、介護のこと、そして気持ちの整理。
それらを同時に抱えながら日々を過ごしています。
それでも、「家族だから」と頑張り続けている方が多いのも事実です。
私たちはつい何かを解決しようと考えがちです。
もちろんそれも大切な役割です。
それよりも先に必要なことがあります。
「安心して話せる関係」です。
少しだけ時間をかけて話を聞くことで、
◎ 表情がやわらぐ
◎ 言葉が出てくる
◎ 抱えていたものを外に出せる
そういった変化が見られることがあります。
その方を支えているご家族も含めて関わっていく仕事です。
千葉市若葉区で訪問看護を行う中でも、この視点はとても大切にされています。
医療的なケアと同じくらい日常の中での安心感に目を向けること。
それが結果としてご本人の生活にもつながっていきます。
訪問看護の仕事を探していると勤務時間や休日、給与など分かりやすい条件から見ていくことが多いと思います。
それはとても自然なことですし大切な判断材料でもあります。
現場に入ってみて感じるのは、その条件の中には書かれていない部分の存在です。
訪問から戻ったあとに、「さっきの関わり、これでよかったかな」と自然に話せる雰囲気があるかどうか。
ご家族との関わりに迷ったときに一人で抱え込まずにいられるかどうか。
こうした日々の積み重ねが働きやすさに大きく影響していきます。
丁寧に関係を築くことを大切にしている現場もあれば、スピード感を重視している現場もあります。
ご家族との距離の取り方ひとつでも、その違いは自然と表れてきます。
千葉市で訪問看護の採用を探している方にとっては、こうした違いも大切な判断材料になります。
もし、千葉市若葉区で訪問看護の仕事を考えている方、また千葉市で訪問看護の採用を検討している方がいれば、一度、こんなことを考えてみてください。
自分は、
「どんな関わり方をしたいのか」
「ご家族とどのくらいの距離感で向き合いたいのか」
そのイメージがあるだけで職場選びの見え方は変わってきます。
その人の生活と支えるご家族の想いも含めて関わっていく仕事です。
もし、千葉市若葉区で訪問看護に興味がある方や千葉市で訪問看護の採用を探している方がいれば、まずは、どんな条件なのかではなくどんな関わり方ができるのか、ここに少し目を向けてみてください。
関わり方が変わると同じ訪問看護でも感じ方は大きく変わります。
その違いは、働き始めてからじわっと効いてきます。